アタ製品のお取り扱い・お手入れ方法について
§アタ製品のお取り扱いについて
☑アタ(シダ科の植物)を用いて、職人が1点1点心を込めてすべて手作りで制作しています。その為、大きさ・形・色合い・模様が多少異なり個体差がございます。
1つの商品でも部分によって色合いが異なる場合がございます。
それぞれの微妙な違いは手作り特有の個性と考えて頂けましたら幸いです。
☑アタ製品は燻しの加工をしている為、水に濡れた状態でのご使用は衣類などへの色移りの可能性がございますのでお気をつけください。
☑アタ製品の性質上、ささくれが出ている場合があり、弊社では出来る限り取り除いて販売をしております。
しかしながら、残っていたり新たに出てくる場合がございます。
商品使用の際に、ニットやレース等の繊細な生地のお洋服にささくれが引っかかり、生地を傷つけてしまう場合がございますので十分ご注意ください。
☑過度な湿気が継続的に続いた場合にはカビの原因となります。
湿気が多い場所でご使用になられる場合には、適度に風を通してください。
☑革取っ手が使用されている場合、その革取っ手は雨や汗などの水分で濡れた状態で使用されますと、色移り・色落ちする可能性がございますのでご注意ください。
§アタ製品独特の香りについて
アタ製品の独特の香りは、製作過程の燻しによるものです。
ココナッツの殻で燻していますので香ばしい香りがします。
【この燻しによる利点】
☑アタ製品独特の艶のあるあめ色をつくり上げます。
☑防虫、防カビ効果が期待できます。
☑さらに丈夫になります。
制作直後のアタ製品ほどこの香りは強く残っておりますが、時間経過とともに薄らいできます。
香りが気になる方もご安心ください。
また、出来るだけ早く香りを和らげたい場合には、風通しの良い場所での陰干しをおすすめ致します。
§アタ製品のお手入れ方法について
何十年使っていても風合いがほとんど変わらないのが、アタの魅力の一つです。
メンテナンスをして頂きながら、末永くご愛用ください。
【お手入れ方法】
☑日常のお手入れ
日常のお手入れ方法は柔らかい布で乾拭き程度でOKです。
☑網目に埃や塵が溜まった場合
柔らかいブラシでブラッシングしてください。
☑汚れがひどい場合
カビや強い汚れの場合には、流水下で柔らかいブラシ(歯ブラシ程度の硬さ)などで網目に沿って汚れを掻き出し、水で洗い流してください。
水洗いした後、タオルなどで水気をふき取り、形を整えてから風通しの良い場所で陰干ししてください。
※水洗いを頻繁におこなったり、直射日光に長時間当てますと、アタ製品の艶がなくなる原因となりますのでお気をつけください。
☑ささくれが気になる場合
アタ製品は自然素材の為、編みあがった状態の表面の所々に蔓の端が出ている場合がございます。
当店では、出荷する前に出来る限り処理をしておりますが、残っていたり、新たに出てくる場合もございます。
手触りが気になるようでしたら、爪切りなどで切って処理して頂ければ問題ありません。
実際、バリ島での仕上げ作業でも、飛び出たささくれを爪切りでカットし仕上げています。
特にネイルカッターなど刃が斜めになっているものですと、隣の網目を誤って切ってしまう可能性が減りますのでおススメです。
※爪切りを使用する際、パーツを組み合わせております透明なテグスは切らないようお気をつけください。